Photo:宮崎 純一
ゆったりとした環境で豚を育てて、いかにストレスをためない豚肉をお客様に届けるか、喜ばせるかを常に考えて生産しています。豚の産業は、狭くい豚舎で効率よく出荷する形になっているんですが、私達の場合はそういうのは度外視して、美味しい豚肉をつくることだけを考えて豚を育てています。たとえば、豚同士の喧嘩を減るように兄弟豚のケアをしたり。お肉って食べたら日々のパワーになるものなりますし、肉を食べる喜びってあるじゃないですか。ですから、豚肉は人を感動させやすいものの一つだってことに気付いたんですよね。だから食べた人を喜ばせることができるのがこの仕事の喜びだと思っています。そうなるとやっぱり、少しでも消費者と生産者の顔が見える関係をつくりたいですよね。将来的には、農業・畜産業をしていて、やっていてよかったなぁと思える人が増えるようにしたいです。生産者も消費者も、美味しいのと楽しいのが一緒が一番ですから。
手塩にかけて育てる、という言葉はみやじ豚のためにあるのかも知れません。父の代から受け継いだ養豚場は特有の臭いが全くなく、飼育されている三元交配種の豚たちは人なつっこくストレスを感じません。豚舎一頭当たりの面積が、他の豚舎よりも広く確保されていることが大事だといいます。それと小まめな掃除と観察。みやじ豚は一般には流通していませんが、その販促は月1回行われるバーベキュー大会とメルマガ配信。生産者と消費者が直接会ってコミュニケーションを図る。それが、一番の宣伝であり大事なことだそうです。早速、頂いた肩ロースをグリルにして試食してみました。火を入れても驚くほど柔らかい肉の旨みは豚肉のおいしさを再認識できる驚きの味です。宮治さん兄弟は1次産業を「かっこよくて、感動があって、稼げる3Kに」と新しいネットワークを作りました。「こせがれネットワーク」と呼ばれるその活動の輪は今や全国に広がっています。これからの時代を担う農家のこせがれ達の活躍が期待されます。
「生まれたときから愛情を惜しみなく注いで育てている」というのが伝わってくる味。脂っこいはずの部位でも、いくら食べても飽きないおいしさです。肉の中ではビタミンB群などが豊富で栄養価が高い豚肉。さらにその中でも、体によさそうな優しさを感じられる良質な豚肉です。
先日、偶然僕が仲良くしているお肉の卸業者さんが、この豚肉を日本一、と言っていて嬉しくなりました。僕がもしご家庭でみやじ豚を自由にしていいといわれれば、サムギョプサル。絶対この豚肉でやったら美味しい。だって脂がしつこくなく美味しいから。サムギョプサルは余分な脂身を落としながらカリカリに3枚肉を焼いていくのだが、その落とされた脂でキムチを炒めて旨みの詰まったキムチに変化させられるのも、この豚肉ならではの魅力。
神奈川県のほぼ中央南に所在し、相模湾に面しています。人口は約40万7000人。南側は湘南砂丘地帯と呼ばれる海岸平野で、北側は相模野台地及び高座丘陵となっています。江の島周辺では、しらす・いわし・あじ・かます・さざえ等の魚介類を中心に水揚げがなされ市内市外への消費者へ提供しています。藤沢市の特産品・おみやげは、貝細工、湘南しらす、たたみいわし、藤稔(ぶどう)、湘南野菜などがあります。日本大学と連携して農業と地域活性に取り組んでいます。
みやじ豚を使った新郷土料理はコチラ