Photo:宮崎 純一
無農薬無肥料で梅の木を育てているので、おいしさが凝縮しています。お客様からは香りも違うとも評判です。梅の収穫は、おおよそ小梅が5月下旬〜6月初旬、白加賀は6月初旬〜6月2下旬、南紅梅は、6中旬〜7月中旬迄ですね。こだわりは無農薬だけでなく、車を畑に入れないようにしたり、梅の木自体が強くなるような工夫を重ねています。無農薬の梅林は作業自体が気持ちいいですね。一人占めするのはもったいないぐらいです。ですから古民家を再生させて農カフェイベントを定期的に行っています。民家再生をして循環させることで建物、・農地も生きていることを実感してもらい、集まった人で、それぞれが生きていることを感じる共有時間を増やしたいんです。おいしいと思って頂ける方には、どんな場所でどんなひとが作っているかを是非現地に来て知って欲しいですね。時間を共有することで味もまた変わると思いますから。
6月の雨を梅雨と呼ぶように、梅と私たち日本人の生活は密接な関係を保ち続けてきました。原産国は中国西南部の山岳地帯。日本には弥生時代入ってきたと言われています。有名なのは和歌山県の「南高梅」ですが、群馬県の「白加賀」も関東地方を中心に江戸時代から栽培されてきた実梅の代表格です。梅は生果を食することはまずありえません。未熟な果実には有毒な青酸カリが多く含まれるからです。しかし、季節の移り変わりと共に実が熟してくるとその毒性も消えます。そんな梅の特徴を熟知していた日本人は、梅干しや梅酒など梅を加工し保存する技術を見出してきました。昔から「桜を切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざがあるように、梅の木は小まめに枝を剪定し、枝に梅の実がつく頃までに人の手を加えることが大切です。人と食材の関係を知る上でも梅という食材は私たちに多くのことを教えてくれます。
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